![]() |
|
【ローコスト住宅の基本について簡単にご紹介したいと思います】 まず、ローコスト住宅の説明の前に、『衣・食・住』に関する費用対効果意識について少し考えてみましょう。 まずは『衣』。暑さ寒さから身を守るだけで満足する人はあまりいません。大抵はある程度のお金をかけて「オシャレ」を意識しますよね。但し、それは必ずしも高価なブランド品に身を包む事ではありません。たとえローコストでも、アイデア次第でいくらでもオシャレは可能です。 続いて『食』。これも、単なる栄養補給だけで満足する人はあまりいません。やはり食の楽しみ、つまり美味しいものを求めるのが普通。この場合も安い食材で美味しいものを作るというローコストの考え方は当たり前になっていますよね。 では『住』に関してはどうでしょうか?「雨風さえしのげればそれで満足…」という人はまずいません。快適かつ安心して暮らせる事が必要条件と言えるでしょう。ところが、住宅にかかる費用に対する考え方は、衣食とはやや異なってきます。 安く抑えたいと考える一方で、「良い住宅は高いもの」という意識がどうしても頭の片隅にあります。極論すれば、あまり安い家に住みたくないという考えさえあるのです。つまり、ローコスト住宅とは正反対の【常識】が根付いているのですね。 しかし、こうした考えで本当に快適な暮らしが送れるでしょうか?高価な家が快適なのは当たり前ですが、暮らしとは住宅だけで成り立つものではありません。 高額の住宅ローンを支払う為に他の全てを節制して、それでも快適な暮らしと呼べるでしょうか。 ローコスト住宅では、従来の考え方に一石を投じます。これは衣食住の全てに言える事ですが、本当に快適なものは品質が高い事はもちろん、ローコストで買い手に負担をかけない事が望ましい、つまり【快適で高品質でありながら、アイデアを駆使する事で安く抑えた戸建の家】・・・それこそがローコスト住宅の目指すところなのです。 【ローコスト住宅は「安かろう悪かろう」とどう違うのか?】 ローコスト住宅を語る上で欠かせないのが、品質の問題です。ローコストと言う言葉から、「あまり良くない住宅なのでは…」と不安を覚える人もいるのではないでしょうか。 日本には昔から「安普請」と言う言葉があります。安い費用で建てた上等でない家の事ですが、そう呼ばれるような欠陥住宅が後を絶たないのも、残念ながら事実です。 ローコスト住宅というと、どうもこの安普請とイメージが重なって「安かろう悪かろう」なのではと考えがちですが、もちろん安普請とローコスト住宅は全くの別物。と言うのも、誰の為のローコストなのかという理念が根本から異なるからです。 安普請は売り手の利益の為に手抜き工事をした欠陥住宅、ローコスト住宅は買い手にとって費用負担の少ない高品質な住宅---。この違いは、一目瞭然ですね。 もちろんローコストが可能となるのには、それなりの理由があります。ここではローコスト住宅に必要なポイントを3つに絞って紹介します。 ●ローコスト住宅の心得その1● ライフスタイルを明確且つシンプルに 人間、欲を言い出せばキリがなく、あれもこれも欲しくなってしまうのが人情というもの。また、既成概念にも引きずられがちです。 しかし、それではローコスト住宅は到底叶いません。 造りが複雑化すれば、それだけ費用も増大するのが道理。ローコスト住宅を実現するにはまず、ライフスタイルを明確且つシンプルにする事が大切です。 たとえば、和室の客間は本当に必要でしょうか?そこに床の間は必要でしょうか?冷静になれば、本当に必要なものだけが見えてくるはず。そうすれば、設計や構造も自ずとシンプルになり、それだけ費用も抑えられます。ローコスト住宅とはライフスタイルに最適化された家でもあるのです。 ●ローコスト住宅の心得その2●流通コストをなるべく抑える ローコスト住宅の実現においては、材料を選ぶ際の費用対効果意識も大切。オーダーメイドの高級材ばかりでは、当然ながらローコストには収まりません。なるべく広く普及した材料でより快適な成果を目指す事も、ローコスト住宅には欠かせない要素なのです。 ●ローコスト住宅の心得その3●建築家・建設会社との意思疎通をしっかりと ローコスト住宅を確実に成功させるには、建て主と建築家・建設会社等が、設計段階から工事監理まで、全ての過程においてしっかりと意思疎通をはかる事が何より大切です。 でなければ、それこそローコスト住宅ではなく、安かろう悪かろうになってしまう怖れがあります。 つまり、単なる安普請ではないローコスト住宅を実現するには、あくまで建て主の意志が不可欠。どのような暮らしを望むかというビジョンを明確に持ち、そこに至る道筋をもっともローコストに抑える事、それがローコスト住宅の成功につながるのです。 【ローコスト住宅はいくら位で建てられるのか?】 さて、それではローコスト住宅とは、いったいいくら位で建てられるのでしょうか? ローコスト住宅の価格定義は特にありませんが、一般的には土地代を除いて一千万円前後で建てられる戸建て注文住宅が、ローコスト住宅と呼ばれています。 これには幅があり、五百万円台からのローコスト住宅を提供しているメーカーもあれば、一千万円を大きく超えるローコスト住宅もあります。さらに流通費用や物価等から、地域によっても変わってきます。 一口にローコスト住宅と言っても、その内実は様々。要は、費用と快適さのバランスに満足できる事。それが、ローコスト住宅の適正価格だと言えます。「良い住宅は高いもの」と諦めずに、本当に満足できるローコスト住宅を目指して下さい。 但し、「とにかく安く建てたい」という考え方だけは危険です。快適な暮らしのビジョンなくしては、ローコスト住宅からかけ離れた「安かろう悪かろう」に陥る事にもなりかねません。【快適で高品質でありながら、アイデアを駆使する事で安く抑えた戸建の家】ローコスト住宅のこの理念だけは決して忘れないで下さい。 【ローコスト住宅はどこで建てられるのか?】 では、実際にローコスト住宅を建てたいと思ったら、どこに相談すれば良いのでしょうか。 ローコスト住宅とはあくまで考え方と目指すところであり、特定の工法による住宅を指すものではありません。従って、ローコスト住宅を謳っていれば、どこでも建てられるとも言えます。 有名ハウスメーカーはもちろん、個人の建築士、地域の小規模建設会社、輸入住宅会社あるいは、特にローコスト住宅という看板を掲げていなくても、実質的にローコスト住宅の理念に沿って設計・建築を行う業者もあるでしょう。 逆に、いくらローコスト住宅を謳っていても、費用対効果のバランス意識が建て主と一致しないようでは問題です。そういう意味では看板云々よりも、「ローコスト住宅を建てたい」というお客様の意志をくみ、親身になって相談に乗ってくれるところ---それこそがローコスト住宅を実現する為の最良のパートナーなのです。 |